NPO法人 ペアレントサポート
                           

9月21日「愛着と虐待」

近年クローズアップされてきた愛着と虐待。旭川児童相談所主査幅氏に、お話頂きました。平成29年度の全国児童虐待相談対応件数は13万件を超え、旭川児童相談所では538件もの対応数でした。

児童虐待は、人体的虐待、性的虐待、ネグレクト、心理的虐待があります。望まない妊娠や、自身の虐待経験、育児に対する不安やストレス、子どもが発達障害などの育てにくさを持っている、貧困、経済不安、夫婦不和、孤育、様々な要因が児童虐待を生んでいます。

愛着(アタッチメント)、人が生後数ヶ月前の間に、特定の人(母親や父親)との間に結ぶ情愛的な絆。いっぱい抱っこされ、関わることで、愛着関係は築かれます。親=安全基地があることで、不安、恐怖、痛みなどの否定的な感情が高じた際に、それを低減させ、安定状態を回復させます。逆に、愛着関係が築かれないと、些細なことで激しい怒りを持ちキレるなどの感情抑制がきかなくなります。

最近は、スマホやインターネットの影響が問題化しています。
愛着関係を育む時期に、スマホを見ながら授乳する、泣いたらスマホを見せる。こどもが話しかけているのに、テレビ、スマホ、パソコンなどの画面に注意を奪われて、子どもと向き合っていない。目を合わせていない。愛着形成出来ていない。結局ネグレクトと同じ状況である。とのことでした。

愛着(アタッチメント)の形成は、乳幼児のみの問題ではなく、一生涯にわたり、恋愛や子育てにも、影響してくるそうです。子どもは、家庭環境により、その後の人生が変っていく。

親は、子どもに安心と安定を与える存在で、子どもの思いを想像し、共感する力を持ち、共に育ち合う覚悟を持って、子育てしてほしいとのことでした。


 
   


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