10月26日「ラボ講座~記憶の仕方と多様性」
公開日:2021年10月29日 最終更新日:2023年03月15日
タイトル |
10月26日「ラボ講座~記憶の仕方と多様性」
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詳細
10月26日「記憶の仕方と多様性~短期記憶と長期記憶」らぼ講座
子どもと大人の発達障害当事者、支援者相互理解研究 あざらしらぼ
代表谷口正悟氏
まずは多様性のお話では、本来の多様性とは、誰もが「自分とは違う」ということを認めること。
考え方、感じ方、人種、性別、各種様々な要件を否定も肯定もしないのが多様性です。
「あなたがあなたのままでいいように、誰もが誰かのままでいい、みんながみんな ありのままでいい」お互いがそういった認識の上でお互いがお互いを否定することも肯定することもないことが本来の多様性です。ですから、「多様性を受け入れなさいと言うこと自体が多様性という意味に反しています」。
最近「多様性」を盾に他人を非難する人が多い理由なども、解説されました。
短期記憶と長期記憶では、「今」を認識することが短期記憶。「過去」に行ったことと同じことができるのが長期記憶。この記憶を統合することで、行動することができます。
一般的に紹介されている定型発達の人のワーキングメモリーの図と、発達障害のある人の図。それだけでは説明できない記憶の仕方があること。当事者だからこそ気づく「始点が動く、巻き込む」記憶の仕方を具体的に例を挙げ解説していただきました。
発達障害のある子どもを育てる中で「なんで?」と不思議に思っていたことが、また一つ、理解できたように感じます。
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