旭川市民活動情報サイト CoCoナビ一般社団法人 ペアレントサポート旭川活動報告(活動紹介)福祉11月16日「伝わる・伝える・クオリア」らぼ講座5回目

11月16日「伝わる・伝える・クオリア」らぼ講座5回目

公開日:2021年11月17日 最終更新日:2023年03月15日

タイトル 11月16日「伝わる・伝える・クオリア」らぼ講座5回目

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11月16日

 発達障害学習会「らぼ講座5回目」
「伝わる伝えるクオリア~赤が赤とは限らない不思議~」

子どもと大人の発達障害当事者、支援者相互理解研究 あざらしらぼ
代表谷口正悟氏

~クオリアとは、「qualia」。
日本語で「感覚質」。感覚的・主観的な経験に基づく独特の質感のこと。
他人とは共有できない主観的な感じのことを指す言葉。
つまり簡単に言えば「私の中の感覚」~


感覚的な意識や体験は当人しかわからない。
「好き」も「嫌い」も「痛い」も「嬉しい」も「楽しい」も、人によってさまざまで、みんなが違うけれどそれを証明、解明、説明は難しい。

他人の感覚や感じ方などを理解しようとすればするほど、お互いにストレスにしかならない。
そういった「感覚的な意識や体験」の違いが生じているということを理解しあう。
どこにクオリア的要素を感じたかを共有していくと理解が進みやすい。

そしてクオリアは「伝わる・伝える」の難しさにも影響している。
思っている以上に伝わっていたのに、思っている通りに伝わらないということがあります。
子どもの意味のないように見える行動にも意味があります。難解行動(問題行動)は無意識化の自分がとったストレス行動の可能性があります。

事例を交えたお話の後、参加者と様々な話をクオリア視点で、ディスカッションしました。


子どもに聞いてみることの大切さ
そして
「あなたは、そう感じたのね / そう見えたのね / そう考えたのね」

落ち着いたら
「私は、こう感じたよ /  こう見えたよ / こういう考え方もできるよ」



真の「共感」は、できなくても、「共存」はできる。
ちがいがあることを「共有」することもできる。



今回もまた、深い学びができました。

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